
複雑な開示手続のためのテクノロジー
現代の刑事訴訟では、テクノロジーに対する高度な知識が不可欠になってきています。
ホワイトカラーの訴訟は、膨大な文書の山を意味します。積み重なる書類の箱や、様々なデジタル形式の電子メール、ハードドライブそしてあらゆる種類やサイズのデータベースなど、異なる形式の、時には何百万ページにも上る文書が関わってきます。クライアントを守るためには、多くの場合「干草の山の中から一本の針を探す」作業が必要になります。つまり、山のような資料の中からたった一本の電子メールを見つけなければなりません。
大きな法律事務所では、特定部署を全部使って、そのような開示手続を進めます。しかしそれは莫大な経費がかかる上に、技術的な障壁により、弁護士は証拠物件と隔絶してしまいます。
ACHでは、膨大で複雑な開示手続が必要となる案件では、より効率良くそして費用効率の高い方法を用いています。別の部署で行うのではなく、当事務所の弁護士の監督の下、少数精鋭の開示手続の専門家を必要に応じて採用し、弁護士の作業がはかどるような形で開示手続を行います。証拠の分析には、弁護士が直接携わりながら、コンピュータを駆使しながら行われます。開示手続の専門家と密接に連携します。また、ACH の各弁護士は最新のテクノロジー、データベースと検索ツールを使いこなすための訓練を受けています。
その成果は見事なものです。 例えば、全米でも有数の法律事務所と、19 人の共同被告人 が関わる税金関連の案件では、あらゆる形式の2000万ページもの文書を扱う必要が発生しました。そこで開示手続をリードしたのはACHでした。共同被告人に文書を提供しただけでなく、大きな法律事務所の数分の一の費用で、クライアントの案件を効率よく管理し、成功を収めたのです。